🌿 全盲ママの視覚障害life⑦ | 視覚障碍者のお仕事まとめ 全盲の私が経験した働き方と就労の現実

新しい一歩へ向かって前向きに歩き出す女性をやさしく描いたイラスト 網膜色素変性症・視覚障害

こんにちは😊
晴眼者のパートナーと1歳の息子を育てている全盲ママです。

このブログではこれまで、

  • 整形外科での勤務
  • 訪問マッサージという働き方
  • 一人暮らしと通勤の工夫
  • 歩行訓練の体験

について書いてきました。

今回はそれらをまとめて、

「視覚障害があっても働けるの?」

という疑問に、私の体験と、これまでに出会ってきた実例をもとにお話しします。

※本記事は個人の体験談を中心にまとめています。制度や働き方は地域や状況によって異なる場合があります。

この記事でわかること

  • 視覚障害者の仕事にはどんな種類があるのか
  • 実際に働くうえでの壁
  • 利用できる支援制度の一例
  • 働き続けるために大切だと感じたこと

視覚障害者が働くときの現実

正直に言うと、簡単なことばかりではありません。

通勤の壁

視覚障害がある場合、「職場にどうやって通うか」が最初の大きな課題になります。

同行援護は原則として通勤利用が難しいため、移動手段をどう確保するかが重要になります。

情報取得の壁

紙資料や掲示物、ホワイトボードなど、視覚情報が前提となっている場面はまだ多くあります。

読み上げソフトやICTの活用、周囲の理解と協力が欠かせません。

制度の壁

障害者雇用枠があっても、次のような理由で応募が難しい場合があります。

  • 通勤が前提条件になっている
  • 合理的配慮の体制が整っていない

それでも、工夫と環境が整えば、働くことは可能だと私は感じています。

私が経験した働き方

整形外科リハビリ科勤務

支え合える職場環境と専門職として働く姿を表現する

盲学校で取得したあん摩マッサージ指圧師・鍼灸師の資格を活かし、整形外科で勤務しました。

医師やスタッフのサポートのもと、視覚的な情報は読み上げで補助してもらいながら働きました。

患者さんから、

「今日もありがとう」
「楽になったよ」

と言っていただけることが、何よりのやりがいでした。

訪問マッサージ

新しい土地では通勤が難しかったため、送迎体制のある訪問マッサージ事業所で働きました。

訪問マッサージは、外出が困難な方のご自宅へ伺い、医師の同意のもとで施術を行う在宅ケアのひとつです。

移動のサポートがあったことで、視覚障害があっても安心して働ける環境が整いました。

歩行訓練の重要性

歩行訓練で白杖を使った安全な歩き方を学ぶ女性

視力の低下により通勤が怖くなったとき、歩行訓練を受けました。

白杖の使い方や段差確認を学び直したことで、

「安全に移動できる」

という安心感を取り戻すことができました。

働くためには、移動の安心が土台になると実感しています。

私が実際に出会った視覚障害者の働き方

これまでに出会った視覚障害のある方々は、本当にさまざまな分野で活躍していました。

盲学校の専門課程教員

あん摩マッサージ指圧や鍼灸を教える先生として働いている方がいます。

国家資格と現場経験を活かし、後輩の育成に携わっています。

中学・高校の英語教員

一般校で英語を教えている先生もいます。

ICTや音声読み上げ機能を活用しながら授業をされています。

就労移行支援事業所の支援員(IT業務)

パソコンスキルを活かして、データ入力やIT関連業務、利用者支援を行っている方もいます。

清掃業

決められた手順を丁寧にこなす仕事として働いている方もいます。

視覚以外の感覚や経験を活かせる仕事です。

市役所職員(障害者枠)

障害者雇用枠で公務員として勤務している方もいます。

合理的配慮を受けながら、事務業務などを担当されています。

治療院勤務・ヘルスキーパー

企業内で従業員向けに施術を行うヘルスキーパーという働き方もあります。

安定した環境で専門技術を活かせる職種です。

治療院を開業している方

さらに、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師として自ら治療院を開業している方もいます。

地域に根ざし、長年通ってくださる患者さんと向き合いながら、自分の裁量で働き方を選べるという魅力があります。

開業には準備や経営の知識も必要ですが、「自分の技術で道を切り拓く」という働き方があることは、私にとっても大きな希望でした。

利用できる支援制度の一例

  • 障害者雇用枠
  • 就労移行支援
  • 歩行訓練
  • 同行援護(通勤以外の外出支援)

制度は地域によって異なるため、まずは市役所や相談支援窓口に相談することが第一歩になります。

働けるかどうかではなく「どう働くか」

視覚障害があるから働けない、ということではありません。

けれど、働き続けるためには次のような環境が大切だと感じています。

  • 通勤手段
  • 職場環境
  • ICTの活用
  • 周囲の理解
  • 支援制度の活用

これらがそろって、はじめて「働き続けられる環境」になります。

私自身も、不安や失敗を重ねながらここまで来ました。

このまとめ記事が、

「働きたいけれど不安がある」

という方の参考になればうれしいです。

これから

視覚障害者の働き方は、まだまだ広がる可能性があります。

このブログでは、実体験をもとに、視覚障害当事者としての仕事・就労・生活のヒントを発信していきます。

読んでくださり、ありがとうございました😊
また次の記事でお会いしましょう。

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