🌿 全盲ママの視覚障害life⑤|視覚障害者のお仕事【前編】訪問マッサージという働き方と新しい土地で再び働くまで

新しい土地で未来を見つめながら一歩踏み出す女性のイメージ 網膜色素変性症・視覚障害

こんにちは😊
晴眼者のパートナーと1歳の息子を育てている全盲ママです。

今回は、整形外科を退職し、歩行訓練で「安全に歩く力」を取り戻したあと、新しい土地で再び働こうとしたときに出会った訪問マッサージという働き方についてお話しします。

こんな疑問をお持ちの方はいませんか?

  • 視覚障害があっても再就職できる?
  • 通勤が難しい場合、働く方法はある?
  • 訪問マッサージってどんな仕事?

私自身が実際に経験したことをもとにお話ししますので、同じような悩みを抱えている方の参考になればうれしいです。

※この記事は私個人の体験談です。制度や働き方、利用条件などは地域や事業所によって異なる場合があります。

退職後の1年と、新しい土地での再スタート

整形外科を退職してから約1年間は、歩行訓練を受けながら少しずつ心の余裕を取り戻していく時間でした。

その後、パートナーの転勤が決まり、新しい土地へ引っ越しました。

生活の立て直しや同行援護の手続きなどを進めながら、「また働いてみたい」と思えるようになったのは約3か月後のことでした。

けれど、就職活動には大きな壁がありました。

  • 一人での電車通勤が難しい
  • 同行援護は原則として通勤には利用できない
  • 障害者雇用の求人があっても通勤できることが前提になっている

「働きたいのに、通勤できない。」

その現実に直面し、働くことを諦めなければならないのではないかと悩みました。

送迎つき訪問マッサージとの出会い

そんな中で見つけたのが、送迎体制のある訪問マッサージ事業所でした。

私はあん摩マッサージ指圧師の国家資格を持っています。

資格を活かせる仕事があることを知った瞬間、不安よりも「もう一度働けるかもしれない」という期待の方が大きくなりました。

事業所によっては、次のような体制が整っているところもあります。

  • 施術者の送迎
  • 固定ルートでの訪問
  • スタッフ同士で支え合うチーム体制

移動が大きな課題だった私にとって、この環境は本当に大きな安心材料でした。

訪問マッサージとは?

訪問マッサージは、外出が困難な方のご自宅や施設へ伺い、医師の同意のもとで施術を行う在宅ケアのひとつです。

対象となる方の一例

  • 歩行が難しい高齢者の方
  • 脳血管疾患後の麻痺がある方
  • パーキンソン病などの神経疾患がある方
  • 骨折や手術後で通院が難しい方
  • 寝たきりなどで日常生活動作が制限されている方

※外出が困難であることが前提となり、医師の判断や同意が必要です。

利用者宅で高齢の方にやさしく施術を行う訪問マッサージの様子

訪問マッサージで行う施術内容

訪問マッサージでは、利用者さんの状態に合わせてさまざまな施術を組み合わせます。

  • 関節の可動域訓練
  • 筋肉の緊張を和らげるあんま
  • むくみのケア
  • 在宅で継続できる身体のケア

医療行為ではありませんが、生活の質(QOL)を維持・向上するためのサポートとして行われています。

私自身も働きながら、「自宅にいながらでも、こんなに生活を支えられる仕事なんだ」と驚いたことを今でも覚えています。

私が勤務していた事業所での流れ

私が勤務していた事業所では、おおよそ次のような流れで利用が始まっていました。

  1. スタッフが利用希望者へご案内する
  2. 初回のお試し施術を行う
  3. 医師の同意書を取得する
  4. 約30分の全身施術を定期的に訪問して行う

そして、専属のドライバーさんが

自宅 → 利用者さんのお宅 → 自宅

という流れで毎回送迎してくださいました。

移動への不安が大きく減ったことで、私は施術そのものに集中できる環境で働くことができました。

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