🏠全盲ママの暮らしの工夫|見えない生活の中で危険を減らすために手放したもの【暮らし編⑫】

安全を考えて整えたリビングで、息子を見守る全盲ママの水彩イラスト 暮らしの工夫

こんにちは😊
晴眼者のパートナーと、1歳の息子を育てている全盲ママです。

今回は、
見えない私と幼い息子が、できるだけ安全に暮らすために手放したもの
について書いてみようと思います。

あくまでも我が家の場合のお話なので、
お部屋の広さや間取り、生活スタイルによって
合う・合わないはあると思います。

「こういう考え方もあるんだな」と、
ひとつの体験談として読んでいただけたらうれしいです。


◆ エレベーターのない住まい(引っ越し)

以前住んでいた家は、
4階建ての2階でエレベーターがありませんでした。

独身の頃は、自分の身の回りに気をつけていれば
特に不便は感じていませんでしたが、
妊娠してお腹が大きくなるにつれ、
階段の上り下りに強い不安を感じるようになりました。

見えていない分、

  • 足を踏み外す
  • つまずく

といったリスクが高く、
「もし転んだら、お腹の赤ちゃんにも危険が及ぶかもしれない」
という不安が日に日に大きくなっていきました。

そこで、
部屋の広さとエレベーターの有無を重視して引っ越しを決断。

実際に子どもが生まれてからは、
抱っこやベビーカーで両手がふさがることも多く、
エレベーターは必須だったと感じています。


◆ 角が鋭いテーブル

当初は、角のあるコの字型テーブルを使っていました。

ですが、
ぶつかったときにとても痛く、
見えない私にとっては危険を感じる場面が何度かありました。

そこで、
四隅が丸く加工されたローテーブルに買い替えました。

小さな変更ですが、
「ぶつかっても大けがになりにくい」という安心感は大きいです。


◆ 古くなった家電

息子が生まれる前は、
パートナーが以前から使っていた家具や家電を
そのまま使用していました。

ですが、年数が経っているものも多く、
火事などのリスクが気になる家電は思い切って手放しました。

  • 電気カーペット
  • 電子レンジ
  • 炊飯器 など

「まだ使える」よりも、
「安心して使えるかどうか」を基準にしています。


◆ 電子ケトル

以前使っていた電子ケトルは、
注ぎ口が広く、傾けるだけでお湯が出るタイプでした。

誤って倒したときに、
熱湯が一気にこぼれる危険を感じたため、買い替えることに。

現在は、

  • 注ぎ口が狭い
  • カップの縁を感触で確認できる
  • 取っ手のボタンを押さないとお湯が出ない

タイプを使用しています。

このおかげで、
視覚障害がある私でも
安心してお湯を使えるようになりました


◆ ダブルベッド

妊娠中は、
高さのあるベッドの方が体が楽で助かっていました。

ですが、息子が生まれてからは
転落の危険を考えてベッドを手放し、敷き布団に変更。

今は、

  • 転落の心配がない
  • 子どもと一緒にゴロゴロできる

という点で、
敷き布団にしてよかったと感じています。

物を減らしたことで、安心して動けるリビングの全盲ママの水彩イラスト
手放したことで生まれた、動きやすい余白。

◆ 部屋の扉

息子が動き回るようになってからは、
扉の開閉による事故が心配になりました。

そこで、
扉を一時的に外し、ベビーサークルで工夫しています。

賃貸のため処分はせず、
外した扉はきちんと保管しています。


◆ マット類(カーペット・足拭きマット)

衛生面と安全面を考えて、
足拭きマットやカーペットは手放しました。

代わりに、ジョイントマットを敷いています。

ジョイントマットにした理由は、

  • 境目がはっきりしている
  • 足裏で感触がわかりやすい
  • つまずきにくい

といった点です。

視覚障害がある私は、
足裏から伝わる情報をとても大切にしているため、
厚みがあり、境界が分かりやすいジョイントマットの方が
安心して歩くことができます。

また、
息子にとっても転んだときの衝撃が少なく、
走ったり物を投げたりしても
防音対策になる点で取り入れてよかったと感じています。


◆ 余計な収納

衣装ケースやラックが多いと、

  • ぶつかりやすい
  • 場所を取る
  • 子どもが登ったり中身を出したりする

といった危険が増えます。

そのため、
洋服やベビー用品は今使っているものだけに絞り、
収納自体も必要最小限にしています。


◆ 子どものいたずらについて思うこと

息子のいたずらを、完全に防ぐことはできません。

なので我が家では、

  • 触っても危険のないもの → OK
  • 触ってほしくないもの → 手の届かない場所へ

と分けています。

洋服やタオルを引っ張り出す
ティッシュやおむつ袋を触る

などは、
危険がない限り見守るようにしています。

(たまにティッシュを食べてしまうので、
そのときはそっと箱を移動させています…笑)


🌼 おわりに

もしかしたら、
ほかにも工夫の方法はあったかもしれませんが、
今思いつく限りを書いてみました。

見えない私と、成長していく息子、
そして一緒に暮らす家族が、
できるだけ不安なく、安心して過ごせること
これからも大切にしていきたいと思っています。

この記事の中に、
お子さんや障害のあるご家族との暮らしで
少しでも参考になる部分があればうれしいです。

「うちはこんな工夫をしています」など、
よいアイデアがありましたら、
ぜひコメントで教えてくださいね😊

また次の記事でお会いしましょう👋

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