全盲ママの原点|盲学校で学んだ「自立」と「夢」への一歩【番外編①】

盲学校で学ぶ全盲の女子学生が白杖を持って校内を歩く様子のイラスト 盲学校

こんにちは😊
晴眼者のパートナーと1歳の息子を育てている全盲ママです。

私は高校生のときに 網膜色素変性症(もうまくしきそへんせいしょう) と診断され、普通高校から盲学校へ転校しました。

資格取得を目指しての転校でしたが、同時に 寄宿舎生活 もスタート。
「どんな生活が待っているんだろう」と胸をドキドキさせながら、その日を迎えたことを今でもよく覚えています。

「盲学校」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれていますか?
今回は、私が体験した 盲学校での生活 を少しご紹介します✨

視覚に不安があり将来を心配している方や、一歩を踏み出す勇気が持てない方にとって、少しでも参考になればうれしいです🌷


🎓 17歳で下した「盲学校へ行く」という決断

17歳のとき、網膜色素変性症と診断されました。
「治らない難病」「徐々に視力が失われていく」――そう告げられたとき、将来が見えなくなり、不安でいっぱいに。

当時すでに生活に支障が出ていた私は、
生活の質を上げるために学ぶ必要がある と感じ、18歳の春に盲学校への転向を決めました🌸


🏫 高校3年生としての盲学校生活

転校後は、専門課程に進む前の準備期間として、さまざまな学びの時間となりました。
今振り返っても、人生の大きな財産となっています🌈


🚶‍♀️ 白杖ひとつでどこへでも。人生を変えた「歩行訓練」

盲学校は県内に1校だけで、実家からは遠方。
そのため 平日は寄宿舎、週末は実家 という生活に。

電車と徒歩を使って長距離を通う必要があったため、
白杖を使って一人で通学できるようになることが目標でした。

視能訓練士の先生と何度も往復練習を重ね、
卒業するころには、一人で電車・バスに乗り、近くのお店へ買い物にも行けるように。

あのときの努力が、今の生活の基礎になっています💪✨

白杖を使って歩行訓練を受ける盲学校の全盲の女子学生のイラスト
白杖の使い方を学びながら、一人で歩く力を身につけていく歩行訓練の時間。

✋ 点字の授業

盲学校ならではの授業です📚
私は1年間学んで、手紙を書ける程度まで習得しました。

初等部からいる生徒さんは本当にすごくて、
片手で点字を読みながら、もう片方の手で転写する という技もできるんです!

「点字コンテスト」もあり、毎回ドキドキでした(笑)💓


🏐 スポーツとの出会い

私はずっと「運動が苦手」だと思っていました。
でも盲学校には、目を使わないスポーツ がたくさんありました🎾

最初に挑戦したのは、鈴の入ったボールを転がして行う
サウンドテーブルテニス」という音の出る卓球。

褒められたことをきっかけにスポーツが楽しくなり、
ゴールボールやフロアバレーボールなどの 盲人スポーツ にも挑戦🔥

目に頼らずに行うスポーツでは、意外にも運動神経が悪くないことに気づき、
それが自信にもつながりました☀️

中でも、パラリンピック競技のゴールボールは大迫力!
興味がある方はぜひYouTubeで見てみてください📺✨


🎯 国家資格取得に向けて

盲学校には専門課程として、
あん摩マッサージ指圧師鍼灸師(しんきゅうし) の国家資格を目指すコースがあります。

私は高校卒業後、この両方の資格取得を目指す課程に進みました。
先生方の熱心な指導と、朝課外・放課後の補習のおかげで、無事に 合格 🌸

今こうして自立した生活を送れているのは、あのときの先生方のおかげです。
卒業して何年経っても感謝の気持ちは変わりません🍀

学校で学び将来の国家資格取得を目指す全盲の女子学生のイラスト
盲学校で専門的な学びを重ね、将来の国家資格取得を目指す学生時代。

🏠 寄宿舎生活で学んだ「生活の知恵」

遠方から通う生徒が多いため、寄宿舎での生活が基本でした。
二人一部屋で生活し、先生方が交代で見守ってくださいます👩‍🏫

最初は慣れない環境に少し疲れることもありましたが、
年齢の近い先生とはまるで姉妹のように仲良くなり、悩みごとも相談できる存在に💞

寄宿舎での生活は、掃除の仕方や移動の工夫など、
生活スキルを身につける貴重な学びの場 でもありました✨


🤝 盲学校で出会った人々

専門課程に進むと、さまざまな理由で入学された方々と出会いました。

視覚障害が判明して転職を目指す方、
社会人として働きながら視力の限界を感じて入学された方…。

50代の方もおられましたが、30〜40代の方が特に多く、
家庭と学生生活を両立しながら資格取得を目指す姿は、本当に力強く感じました。

また、専門課程の先生方の多くも 視覚障害を持つ先生 たちでした。
あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師の資格を取得したあと、
さらに教員免許を取得して教壇に立たれている方も多く、全盲の先生も珍しくありません。

専門性が高く、指導はとても丁寧で、
中には当時ちょうどお子さんが生まれた先生もいて、
家庭と仕事を両立する姿に大きな勇気をいただきました。

そんな環境で学ぶうちに、
「視覚障害があっても、働き、家族を持ち、日常を楽しむことができるんだ」
と自然に思えるようになり、
私もいつか家族をつくりたい と前向きに考えるきっかけになりました👶🌼


💐 まとめ

視覚障害がわかったとき、未来が見えなくなり真っ暗な気持ちになりました。
でも、勇気を出して盲学校へ進んだことで、私の人生は大きく好転しました🌈

息子を出産してから「器用だね」と言われることが増えましたが、
その基礎はすべて 盲学校での学び にあります🌸

もし今、盲学校への入学を迷っている方がいたら、
ぜひ一度 見学に行ってみてください👀✨

私も、もし息子が同じ病気を持っていたら盲学校に相談すると思います。
これからも、盲学校で身につけた生活スキルを活かしながら、育児を楽しんでいきたいです👩‍👦💖

最後まで読んでくださり、ありがとうございました🌷


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