こんにちは😊
晴眼者のパートナーと1歳の息子を育てている全盲ママです。
前回は、整形外科での勤務についてお話しました。
今回はその続きとして、就職と同時に始めた **視覚障碍者としての初めての一人暮らし(生活編)** をお届けします。
* 視覚障害があって一人暮らしはできる?
* どんな部屋を選べば安心?
* 生活で困ったことは?
そんな疑問を持つ方の参考になればうれしいです。
🏠 アパート選びでいちばん大切にしたこと
初めての部屋探しで重視したのは、
「おしゃれさ」よりも **安心して暮らせること** でした。
具体的には、
* ✔ 駅から近い
* ✔ スーパーが徒歩圏内
* ✔ 道がシンプルで覚えやすい
視力が落ち始めていた私にとって、
「迷わず帰れる」ことはとても重要でした。
視覚障害がある場合、
立地=安心感 につながると実感しています。
🍽 視覚障碍者の一人暮らし|生活をラクにする工夫
一人暮らしでは、
**割れにくい・触って分かる・区別しやすい**
を基準に物を選んでいました。
✔ 食器は割れにくい素材
茶碗やコップ、お皿は
* プラスチック
* メラミン素材
など、落としても割れにくいものを選びました。
安心感があるだけで、家事のストレスがかなり減ります。
✔ 転がりにくい形を選ぶ
お箸は
* 六角形
* 四角形
など、転がりにくい形を選びました。
触った瞬間に向きが分かるものも便利でした。
✔ 同じ形をそろえない
あえて形やサイズをバラバラにすることで、
手に取った瞬間に判断できるようにしていました。
「触覚で整理する」という感覚です。
🧽 一人暮らしで気づいた失敗と学び
うまくいったこともあれば、失敗もありました。
✔ カーペット+ローテーブルは掃除が大変
当時は
* カーペット
* ローテーブル
* 座椅子
という組み合わせでしたが、
ホコリがたまりやすく掃除が大変でした。

今なら、
✔ ダイニングテーブル+イス
✔ 掃除機をかけやすい床
を選ぶと思います。
掃除のしやすさは、想像以上に大切でした。
✔ お風呂の湯気で火災報知器が鳴ったこと
1Kの部屋で換気が弱く、
入浴後の湯気で火災報知器が反応したことがありました。
それ以降、
* 入浴後は必ず換気
* ドアを少し開けて空気を逃がす
を習慣にしました。
小さな工夫で安心感は大きく変わります。
✔ 鍵を落とした出来事
駅で鍵を落としてしまったことがあります。
幸い、大きめのキーホルダーを付けていたため
遺失物として見つかりました。
そこから学んだことは、
* ✔ 大きく目立つキーホルダーをつける
* ✔ 音が分かりやすい鈴をつける
* ✔ 触っただけで自分の鍵と分かる工夫
視覚障害がある場合、
「落とさない」よりも「見つけやすくする」工夫が大切だと感じました。
🍳 料理は挑戦したけれど…
一人暮らし当初は料理にも挑戦しました。
ですが、
* 調味料の区別が難しい
* ボトルを倒してしまう
* 手元確認に時間がかかる
と、毎回かなり疲れていました。
今は無理せず、できる範囲で。
「全部自分でやらなければ」と思わなくていい。
これも一人暮らしから学んだことです。

🧽 見えにくいからこその掃除の壁
触って分かる汚れは掃除できますが、
* お風呂のカビ
* トイレの黒ずみ
* 見た目で判断する汚れ
は難しいと感じました。
ときどき家族に確認してもらうことで、
安心して暮らすことができました。
一人暮らしでも、
「全部を一人で抱えなくていい」
それが続けるコツだと思います。
🪑 好きな家具に囲まれる幸せ
大変なこともありましたが、
一人暮らしのいちばんの喜びは、
**自分の好きな空間を作れること**でした。
触って確かめて選んだ家具。
落ち着く質感。
帰ってくるたびに感じる安心感。
あの時間は、今の私の土台になっています。
🌿 まとめ|視覚障碍者の一人暮らしは「工夫の積み重ね」
初めての一人暮らしは、
* 不安もあった
* 失敗もあった
* でも、できないことばかりではなかった
視覚障碍者でも、
✔ 環境を選び
✔ 触覚を活かし
✔ 無理をしすぎず
工夫を積み重ねれば、安心できる暮らしは作れると感じています。
🌱 次回予告
次回は
**「移動編:道を覚える工夫と通勤で感じた怖さ」** をお届けします。
また次の記事でお会いしましょう😊
▶︎ 網膜色素変性症(RP)と視覚障害者の暮らし|体験談シリーズ一覧
(第1回〜最新回までまとめています)


コメント