第10章:全盲ママと赤ちゃんと初めての飛行機 ✈️

空港の出発ロビーで、パートナーが1歳の赤ちゃんを抱きながら全盲の母と笑顔で立っている水彩イラスト 妊娠・出産体験記

こんにちは😊
1歳になる息子を、晴眼者のパートナーと育てている全盲ママです。

今回は、息子が生後3か月のときに「家族で初めて飛行機に乗って帰省」した体験をシェアします。

荷物はできるだけ軽く!

遠方の実家へ向かうため、大きな荷物は前日に段ボールで送っておきました。
そのおかげで空港までは私とパートナーがリュックを1つずつ背負うだけ。

ただ、私は搾乳機を持ち歩く必要があったので、少し荷物が多めでした。


空港での過ごし方

早めに手荷物検査を通過して、ベビールームで授乳やおむつ替え。
胸の張りがつらくならないように、飛行機に乗る前にも搾乳をして乳腺炎予防を意識しました。


機内での工夫

離陸後、一瞬ぐずりそうになった息子。
でも、持参していた液体ミルクを ミルクウォーマー で温めて飲ませると安心してスヤスヤ…。

👉 この時期は「冷たいと飲まない」ことがあったので、ミルクウォーマーはお出かけの必需品でした。
👉 バッテリーも機内持ち込みOKのタイプを選んで購入。

予想以上にぐずらず、ほとんど眠ってくれたので助かりました。


レンタカーでの移動

目的地の空港からはレンタカーを利用。
あらかじめ ベビーシート付き を予約していたのでスムーズでした。

予約時に「チャイルドシート?ベビーシート?」と迷いましたが、生後3か月の息子にはベビーシートで正解でした。


懐かしい場所をめぐって

レンタカーで、私が以前住んでいたアパートや母校の盲学校へ。
寄宿舎でお世話になった先生方に再会できて、感慨深い時間を過ごしました。

「まさか赤ちゃんを連れて訪れる日が来るなんて…」と胸が熱くなりました。


実家と祖母との再会

実家では親せきが集まり、母も「大きくなったね」と息子を抱っこ。
2年ぶりの帰省だったので、みんながとても喜んでくれました。

祖母は認知症が進んで施設に入所していました。
窓越しにしか会えませんでしたが、息子を見て「赤ちゃんかわいいね」と言ってくれました。

自分のひ孫だと認識していない様子に少し寂しさも…。
それでも久しぶりに会えて嬉しかったです。

施設の窓越しに赤ちゃんを見つめる祖母と、それを見守る全盲の母とパートナーの水彩イラスト
施設の窓越しに赤ちゃんを見つめる祖母と、それを見守る全盲の母とパートナーの水彩イラスト。

帰りの飛行機では

帰りの機内では眠らなかった息子。
でも、座席のタッチパネルで「劇場版クレヨンしんちゃん」を見せたら大喜び!
機嫌よく過ごしてくれたのでホッとしました。


リュックの中身公開 🎒

  • 搾乳機(充電式・小さな哺乳瓶付き)
  • ベビー服・肌着・スタイ・ガーゼハンカチ
  • ミルクウォーマー&モバイルバッテリー
  • 液体ミルク数本
  • おむつ・おしりふき・おむつ替えシート・おむつ用ごみ袋
  • おくるみ1枚
  • ペーパータオル・アルコール除菌シート・不織布マスク
  • お財布・スマホ・イヤホン・充電器
  • カロナール(解熱鎮痛剤)・ベビー用保湿剤・生理用品
  • 母子手帳・保険証・医療証・お薬手帳
  • 障害者手帳・タクシー券・交通系ICカード

ポケットが多く、容量が増やせるタイプの マザーズリュック がとても便利でした。


赤ちゃんと飛行機に乗るときの耳対策

「離陸時は耳をふさぐといい」などの都市伝説を耳にしますが、実はNG。
耳をふさぐと内圧がかかって鼓膜に負担になるそうです。

赤ちゃんが不快そうなら、そのタイミングで少し母乳やミルクを飲ませる程度で十分とのこと。


まとめ

初めての飛行機はドキドキでしたが、息子が思った以上に落ち着いてくれて無事に帰省できました。

先輩ママの意見は参考になるけれど、最後は「自分が納得できる方法を選ぶこと」が大切だと実感。
便利グッズを活用しつつ、息子の笑顔を大事にして、これからも過ごしていきたいと思います。

みなさんの「これは便利だった!」という育児アイテムも、ぜひ教えてくださいね(#^.^#)


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