こんにちは😊
現在1歳になる息子を晴眼者のパートナーと育てている全盲ママです。
今回は、出産後に私の身体と心に起こった変化についてまとめていこうと思います。
身体の変化
産後すぐは「傷がほとんど残らなかった」という意味では恵まれていましたが、それでも体の変化には大きく戸惑うことがありました。
授乳の工夫と卒乳までの道のり
私の乳首は赤ちゃんが吸い付きにくい形だったようで、しばらくは乳頭保護器を使いながら授乳していました。
産後3か月くらいまでは手放せませんでしたが、ある日思い切って直母を試したところ、すんなり吸ってくれました。
そこから少しずつ直母に切り替え、最終的には授乳期間の7割ほどを直母で過ごせるようになりました。
母乳はよく出るタイプだったので、2時間も空くと胸がパンパンに張って痛みで夜中に目覚めることも多くありました。
保冷剤で冷やしながら耐えたり、夜中に搾乳したりする日々でしたが、母乳のメリットは夜中に赤ちゃんが泣いてもそのまま授乳できること。
これは大きな助けになりました。
ちなみに、卒乳は生後10か月のころ。
歯が生え始め、自然とミルクだけで眠るようになり、拍子抜けするほどすんなりと終わりました。
乳腺炎やひどいトラブルもなく卒乳できたのは幸いでした。

骨盤や髪の変化
骨盤周りの痛みにも悩まされました。
恥骨や坐骨、尾てい骨周辺がとにかく痛く、骨盤ベルトが必需品でした。
特に産後半年くらいまでは座る・立つ・歩くといった動作に痛みが伴い、長時間座っていると尾てい骨がしびれるような感覚もありました。
また「産後の抜け毛」は覚悟していましたが、私の場合は部分的にハゲるほどではありませんでした。
ただ、全体的に髪が細くなり、ボリュームダウンして見えるとパートナーに言われました。
天気と頭痛
そして今も続いているのが、天気に伴う頭痛です。
特に雨が降る前になると強い頭痛に襲われ、産後1年経った今も痛み止めを頼ることがあります。
妊娠前はほとんど頭痛を感じなかったので、大きな変化のひとつだと思います。
心の変化と産後うつの影響
身体の変化以上に、大きな影響を受けたのは心の面でした。
実は、息子を妊娠する前に後期流産を経験しており、その時に強い喪失感から心のバランスを崩し、心療内科で「産後うつに近い状態」と診断されたことがありました。
後期流産後の心の崩れ
小さな赤ちゃんを亡くした直後は、ただただ悲しみでいっぱいで、
「赤ちゃんが私ではなく他のママを選んだのでは」と思い込んでしまうほど心が弱っていました。
夜中に何も食べずに過ごしたり、全盲の私がひとりで外に出ようとしたり、危険な行動に出てしまったこともあります。
その時はパートナーが仕事を休んで付き添ってくれたり、母が飛んできて話を聞いてくれたりして、ようやく立ち直ることができました。

息子の出産後に再び訪れた心の揺らぎ
その経験の影響は、息子の出産後も残りました。
特に季節の変わり目や夕暮れ時に体と心が重くなることがあります。
頭では「やることがある」と分かっていても体が動かない。そんな状態に今も定期的に悩まされています。
当時、3日間全く眠れなくなり心療内科を受診したときには、睡眠薬と少量の抗うつ薬を処方されました。
睡眠薬を飲んだときは「こんなに眠れるのか」と驚くほど深く眠れ、気分も落ち着きました。
抗うつ薬は必要なときだけ服用しましたが、無理に飲み続けなくても良いという柔軟な対応がありがたかったです。
今振り返ると、もう少し早く病院に相談していれば楽になれたのかもしれません。
気持ちが沈んでいるときほど「病院に行こう」という発想ができなくなるので、
もし同じように悩んでいる方がいたら、どうか迷わず相談してみてほしいです。
支えてくれる存在
心や体がつらい時期でも、支えてくれるパートナーの存在が本当に大きかったです。
家事ができなくても不満を言うことはなく、「できる分だけでいいよ」と言ってくれました。
気持ちが落ち込んで動けない時でも寄り添ってくれる姿に、何度も救われました。
私はまだ気持ちが不安定になることがありますが、
それでも今、息子と一緒に元気に過ごせているのは周囲の支えがあるからだと心から思います。

まとめ
産後は、身体の変化も心の変化も避けられないものでした。
特に心の不調は、周囲の理解とサポート、そして医療の助けがあって初めて乗り越えられる部分が多いと感じています。
今後は「どうやって自分の気持ちを安定させるか」を意識して、
日常の中に自分を癒す工夫を取り入れていきたいです。
同じように悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
また次の記事でお会いしましょう😊


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