【体験談⑩】全盲ママの産後の体調と心の変化|授乳・抜け毛・頭痛・メンタルの揺らぎ

出産後、自宅の明るいリビングで赤ちゃんを抱く全盲の母。 妊娠・出産体験記

こんにちは😊
現在1歳になる息子を、晴眼者のパートナーと育てている全盲ママです。

今回は、出産後に私の身体と心に起こった変化についてまとめます。

産後は「赤ちゃん中心の生活」になりますが、
同時にママの身体と心も大きく変化します。

これから出産を迎える方や、
今まさに産後の変化に戸惑っている方の参考になれば嬉しいです。

※この記事は個人の体験談です。症状が強い場合は、必ず医療機関へご相談ください。


この記事でわかること

  • 産後の身体の変化(授乳・骨盤周り・抜け毛)
  • 天候と体調の関係を感じた体験
  • 産後の心の揺らぎと相談の大切さ
  • 支えがあることで回復できた実体験

産後の身体の変化

授乳の工夫と卒乳まで

私の乳首は赤ちゃんが吸い付きにくい形だったようで、
しばらくは乳頭保護器を使いながら授乳していました。

産後3か月頃までは手放せませんでしたが、
ある日思い切って直接授乳を試したところ、問題なく吸ってくれました。

そこから徐々に直母へ移行し、
最終的には授乳期間の約7割を直母で過ごすことができました。

母乳量は比較的多い方で、
2時間ほど空くと胸が強く張って痛みで目が覚めることもありました。

  • 保冷剤で冷やす
  • 夜中に軽く搾乳する

といった方法で乗り切りました。

一方で、夜中にすぐ授乳できる点は大きな助けにもなりました。

卒乳は生後10か月頃。
歯が生え始めたタイミングで、自然とミルク中心になり、無理なく終了しました。

大きなトラブルなく終えられたのは本当にありがたかったです。

リビングで赤ちゃんを抱き哺乳瓶で授乳する全盲の母。薄いピンクの授乳服、授乳クッションを使って、明るいリビング。
静かな午後の母乳育児の時間

骨盤まわりの違和感

産後は骨盤周辺(恥骨・坐骨・尾てい骨付近)の痛みが続きました。

特に産後半年ほどは、

  • 座る
  • 立ち上がる
  • 歩く

といった動作で違和感や痛みを感じました。

骨盤ベルトは必需品でした。

産後はホルモンの影響で関節が不安定になりやすいと言われていますが、
無理をしないことが本当に大切だと実感しました。


抜け毛と髪質の変化

産後の抜け毛はよく聞きますが、
私も例外ではありませんでした。

幸い、部分的に脱毛することはありませんでしたが、
全体的に髪が細くなり、ボリュームが減った印象がありました。

時間の経過とともに徐々に落ち着いてきています。


天候による頭痛

産後から、天気の変化に伴う頭痛を感じるようになりました。

特に雨の前日に強く出ることがあります。

妊娠前はほとんど頭痛を感じなかったため、
自分の体の変化として印象に残っています。

必要に応じて市販薬や医師の指示を受けながら対応しています。


心の変化とメンタルの揺らぎ

身体以上に大きかったのは、心の変化でした。


以前の妊娠での喪失体験

息子を授かる前、私は16週での後期流産を経験しています。

そのとき強い喪失感があり、
一時的に心のバランスを崩しました。

心療内科で相談し、
「強いストレス反応が出ている状態」と説明を受けました。

悲しみの中で、

  • 食事が取れない
  • 衝動的に外へ出ようとする

など、不安定な行動が出てしまったこともあります。

パートナーや母が支えてくれたことで、少しずつ回復しました。

夕暮れの部屋で赤ちゃんを抱きながら涙をこらえる全盲の母。黒髪ロングで前髪あり、淡いピンクの寝間着姿。背後にそっと寄り添うパートナー。水彩風でやさしい色調。
産後の心の揺らぎと寄り添う支え

息子出産後に再び感じた揺らぎ

息子の出産後も、
季節の変わり目や夕暮れ時に気持ちが落ち込むことがあります。

「やることは分かっているのに体が動かない」

そんな状態が続き、
3日間ほとんど眠れなくなったこともありました。

その際、心療内科に相談し、

  • 睡眠を整えるための薬
  • 必要に応じた気分の安定を助ける薬

を少量処方していただきました。

医師からは「無理に続けなくてよい」と説明があり、
安心して必要な時だけ使用することができました。

睡眠がとれるだけで、心は驚くほど落ち着きました。


もっと早く相談してよかった

振り返ると、
「もっと早く相談してもよかった」と思います。

気持ちが落ち込んでいるときほど、
「相談しよう」という発想が浮かびにくくなります。

もし今つらさを感じている方がいたら、
どうか一人で抱え込まず、専門家や身近な人に相談してほしいです。


支えてくれたパートナーの存在

心身ともにつらい時期でも、
パートナーは責めることなく、

「できる分だけでいいよ」

と言い続けてくれました。

家事ができない日も、
気持ちが沈んで動けない日も、
ただそばにいてくれました。

その存在が、どれほど大きな支えだったか分かりません。

全盲の母がパートナーと並び、赤ちゃんを抱いて微笑む。母は白いワンピース姿で、やさしい光が差し込むリビング。水彩風で温かな雰囲気。
家族の支えに包まれて

まとめ|産後の変化は自然なこと

産後は、

  • 身体の変化
  • ホルモンの変化
  • 生活環境の急激な変化

が一度に訪れます。

心が不安定になることも、決して特別なことではありません。

私自身、

  • 周囲の支え
  • 医療機関への相談
  • 無理をしない選択

によって少しずつ整えてきました。

今も揺らぐ日がありますが、
それでも息子と笑い合える毎日があります。

同じように悩んでいる方へ。

どうか一人で抱え込まず、
「頼る」という選択肢を持ってください。

それは弱さではなく、大切な行動だと思います。



【体験談⑨】新生児との生活はこちら

【体験談⑪】飛行機体験はこちら

妊娠・出産体験シリーズ一覧(全13話)

※本シリーズは、全盲の筆者による個人の体験・感想をもとに記録しています。
医療的判断や育児方法については、専門家の意見を優先してください。

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