こんにちは😊
晴眼者のパートナーと1歳の息子を育てている全盲ママです。
今回は、出産前後に経験したはじめての長期入院生活についてまとめます。
・視覚障害がある妊婦は入院中どう動く?
・母子同室はどう乗り越えた?
・入院中に本当に必要だった持ち物は?
私の実体験が、これから出産を迎える方のヒントになれば嬉しいです。
この記事でわかること
- 視覚障害のある妊婦の入院中の工夫
- 病室タイプごとの過ごしやすさ
- 母子同室での授乳管理のコツ
- 入院中に役立った持ち物・足りなかったもの
入院先は総合病院を選びました|安心を優先

住んでいる地域は産院が少なく、妊娠前から通っていた総合病院の産科を選びました。
以前に後期流産(16週)を経験していたこともあり、万が一の対応力を優先しました。
病院からは「全盲の妊婦さんは初めてのケースです」と伝えられましたが、
・動線の確認
・声かけの方法
・入院中の支援体制
を一緒に考えていただきました。
事前に共有することの大切さを、ここで実感しました。
病室タイプ別|大部屋・特別個室・普通個室の違い

入院中、3タイプの病室を経験しました。
① 大部屋(入院初日)
個室が空いておらず大部屋へ。
・ベッドは入口付近
・トイレに近い場所へ調整
動線に配慮してもらえたことで、安心して過ごせました。
② 特別個室
広くて快適でしたが、
・目印が少ない
・広さゆえに方向感覚がつかみにくい
という難しさもありました。
③ 普通個室(最終的に一番動きやすい)
広すぎず、
・トイレが近い
・洗面がわかりやすい
・物の位置を固定しやすい
私にとっては一番過ごしやすい環境でした。
私が動線を覚えた方法|視覚障害でも自立する工夫
入院中に意識したことは「身体で覚える」ことでした。
- 最初はナースコールで付き添いをお願いする
- 同じルートを2〜3回往復する
- 歩数と曲がる方向を固定する
- 手すりやドアなど“触れる目印”を決める
これでナースコールの回数が減り、自立して動ける場面が増えました。
※不安なときは遠慮なく頼ることも大切です。
母子同室と授乳管理|最初のつまずきと乗り越え方

産科は基本的に母子同室でした。
出産直後は数日ほとんど眠れていなかったため、初日は赤ちゃんを預かってもらいました。
翌日から本格的にお世話が始まり、そこで初めて「3時間ごとの授乳」の管理が想像以上に大変だと気づきました。
視覚障害ママの授乳管理の工夫
私が行った方法は:
- スマホの音声読み上げ機能を活用
- 3時間ごとにアラーム設定
- 記録は音声入力で管理
紙の記録よりも、音声で確認できるスマホの方が安心でした。
共有スペースで気をつけたこと
洗面や浴室は、
・水滴
・汚れ
・使用後の状態
を目で確認できません。
私は、
「もし気になる点があれば教えてください」
と看護師さんに一言添えるようにしました。
その一言で、自分も周囲も安心できました。
入院中の持ち物|足りなかったもの・良かったもの・いらなかったもの
出産前後トータル8日間の入院で感じたことです。
足りなかったもの
✔ 下着
3枚では足りませんでした。最低6〜7枚あると安心です。
✔ 夜用ナプキン(羽つき)
病院支給のパッドは安心感はありますがズレやすい。3日目以降は夜用ナプキンのほうが快適でした。
✔ 水
授乳で喉が渇きます。ペットボトルは多めがおすすめです。
持って行ってよかったもの
- あたたかいルームソックス
- 貼るホッカイロ
- ストローキャップ
- 汗拭きシート
- ハンディ扇風機(机置きタイプ)
- トラベル用スキンケアセット
特にハンディ扇風機は、大部屋で重宝しました。
いらなかったもの
用意していたお菓子。
病院食が十分おいしく、おやつも出たため出番はほぼありませんでした。
入院生活を快適にする小さな工夫
- 荷物の置き場所を固定する
- ベッド右に水、左にスマホなどルール化
- 最初に看護師さんへ見え方を共有する
- 投薬・授乳は音声タイマー管理
環境に慣れるまでが一番大変ですが、ルール化するとぐっと楽になります。
まとめ|視覚障害があっても入院は乗り越えられる

入院生活は、最初の数日が一番不安でした。
けれど、
・動線の工夫
・持ち物準備
・記録の工夫
・周囲への事前共有
この4つで、驚くほど過ごしやすくなりました。
視覚障害があっても、頼るところは遠慮なく頼る。それがいちばん大事だと感じています。
妊娠・出産体験シリーズ一覧(全13話)
※本シリーズは、全盲の筆者による個人の体験・感想をもとに記録しています。
医療的判断や育児方法については、専門家の意見を優先してください。


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