こんにちは😊 晴眼者のパートナーと1歳になる息子を育てている全盲ママです。
1度目の妊娠では16週での後期流産という辛い経験をしましたが、その後しばらくして2度目の妊娠を授かることができました。今回は、再び妊活を始めてから妊娠が分かるまで、そして妊娠中に直面した課題や不安についてお話ししたいと思います。
妊活再開と再びの挑戦

後期流産からしばらく体を休め、改めてタイミング法での妊活を再開しました。再開後の最初の周期では、排卵誘発剤の影響で卵子が2つ育ってしまい、双子の可能性が高いと言われ、その周期は見送りに。次の周期では薬の量を調整してもらい、無事にタイミング法を行うことができ、そこで妊娠することができました。
このときは「排卵日がわかるおりものチェックシート」も併用していました。排卵期に特有のおりものを確認し、シートに反応が出ているかをパートナーに見てもらうことで、病院の診察結果とほぼ一致。実際に妊娠に至ったタイミングと合致していて、その正確さに驚きました。
不安だらけの妊婦生活

今回の妊娠は、前回よりもつわりが軽く、吐くことは一度もありませんでした。体は楽でしたが、その分「赤ちゃんは本当に元気なの?」と常に心配してしまう日々でした。
妊娠中は無職で時間があったため、不安な気持ちを持て余してしまうことも。そんな時に助けてくれたのが、福祉サービスの同行援護でした。子育て経験のあるヘルパーさんと散歩に出かけ、色々な悩みを相談できたことが心の支えになりました。
一人の時に陣痛が来たら…という不安

妊娠中、最も大きな不安は「平日昼間、パートナーが不在のときに陣痛が来たらどうするか」ということでした。私は全盲で土地勘もなく、近くに親や親戚もいません。万が一のとき、病院へどう行けばいいのか、常に不安でした。
実際に臨月を迎えた頃、まさにその心配していた状況が訪れました。お腹の張りと痛みを感じ、20〜30分おきに規則的な痛みが来るようになったため病院に電話すると「すぐ来てください」と言われました。ちょうどその日の朝「おしるし」があったことをヘルパーさんに連絡していたため、いざという時すぐに駆けつけてもらうことができました。
タクシーは「陣痛タクシー」に登録済みだったのですが、「まだ本格的なお産にはならないだろう」と考えて普通のタクシーを拾ってしまいました。結果的には問題なく病院に到着できましたが、今振り返ると「登録していた陣痛タクシーを呼ぶべきだった」と後悔しています。もし車内で破水していたら…と思うと冷や汗が出ます。
妊娠後期の不安と保健師さんの支え

妊娠後期は出かけることも少なくなり、不安ばかりが募る毎日でした。「本当に無事に産めるのか」「もしものことがあったらどうしよう」と怖くて、赤ちゃん用品を揃えるのも30週を過ぎてからようやく最低限のものを準備しました。
そんな私を支えてくれたのが、地域の保健師さんでした。何度も家庭訪問をしてくださり、赤ちゃん人形を使って着替えの練習をさせてくれたり、具体的なアドバイスを交えて一緒に不安を整理してくれたりしました。
「全盲のママ」というのは市としても初めてのケースだったそうで、病院や行政の方々が一緒になって私の育児をどうサポートしていくかを真剣に考えてくださいました。そのおかげで「私の経験が、今後誰かの役に立つかもしれない」と思えるようになり、ブログを書き始めるきっかけにもなりました。
まとめ

2度目の妊娠は、不安や課題だらけの妊婦生活でした。それでも、支えてくれる人やサービスに助けられながら、一歩ずつ進んでこれたと思います。
次回は、いよいよ「入院から出産」までの体験をお話ししていきます。また次の記事でお会いしましょう(^_^)/~


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